器具の視点
2018年05月14日
自宅近くの遊歩道の照明を目にして感じました。世の中がLEDに変わる中で明るさ(ルックス)やルーメン数に意識し過ぎる事で本来の照明環境が置いてけぼりにされている様に感じます。特に3Dによる照度解析が普及している中で(自分も裏付けで使用してますが…)強く感じています。人が目で判断するのは、物(ディティールやテクスチャ)に反射した光で良い悪いを判断しているのにおかしな感覚に侵されます。最近、住宅照明で感覚で計画しました。照度で言えば、180LXですが目にするのはそのような感じです。でも照度基準では、300LX以上が基準です。「人にやさしく」と思うなら照度基準(電灯設備)にとらわれずに目安とした感覚重視(人肌)の照明デザインを共鳴してもらいたいです。照明環境が演出だけを求めるのではなくて…。
※今日は、何か爺臭いブログだ(><)